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注意したら友人から「ブロック」された… 知らないうちにデマの発信源になる怖さ

2019年3月27日 05:37

◆幻想のメディア SNSの民主主義(18)第2部 配信の仕組み

モバイルプリンスさん(右奥)からSNSで情報を広める際の注意点などを学ぶワークショップの参加者=10日、那覇市久茂地の「おきなわダイアログ」

 「(流れてきた)情報はまずは疑いましょう」「複数のメディアが発信する情報を検証した上で、信頼できる事実かどうか判断しましょう」。会員制交流サイト(SNS)に流れてくる情報の真偽をどう確認するか学ぶワークショップに講師として登壇したスマートフォンアドバイザーの「モバイルプリンス」こと島袋コウさんは、情報との付き合い方についてこうアドバイスした。

真偽不明な情報

 知らないうちに自分がデマの発信源にならないようにとの趣旨で、10日に那覇市で開かれたワークショップ。本来、生活を豊かにするはずのSNSがデマを拡散する手段として使われていることに危機感を抱いたNPOソーシャルネットワーク協議会おきなわ(舟井博士代表理事)が企画した。

 参加した渡辺優子さん(65)=那覇市=は9年ほど前に実名制という安心感から交流サイト「フェイスブック」に登録した。「昔の知り合いの近況を知ることができる」のが魅力だった。

 だが最近は、日常の投稿だけでなく真偽不明な情報も目にするようになった。1年半前、新元号が既に発表されたかのような画像を友人がシェアしているのを見掛けた。フリーライターの経験もあり、情報の発信源に気を使うという渡辺さんは「インターネットを始めたばかりの人はだまされる可能性がある」と感じた。

すぐにシェアせず

 投稿へのコメントで画像を広めることは良くないのではないかと指摘すると、数件のやりとりの後、友人から投稿を見られないよう「ブロック」された。「(指摘を)分かる人だと思っていただけに、ショックでした」

 友人への指摘の仕方が正しかったかどうかは今も分からない。渡辺さんはSNS疲れでフェイスブックから一時期離れたこともあった。しかし、子宮頸(けい)がんワクチンに関する課題を世の中に問い掛ける活動などを始めたこともあり「社会に自分の考えを伝えたい」とSNSを再開した。

 ワークショップでは、実際にSNS上で流れる真偽不明の情報について複数のメディアが報道していないことを確認した。渡辺さんは「情報がシャワーのように降ってくる時代。疑問に思ったことを一つ一つ自分で調べることは難しいけど、すぐにシェアせずにいったん待って検証してみることでデマの拡散は防げるのではないか」と語った。

(「幻想のメディア」取材班)

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