平均年齢56歳、平均体重85キロのオヤジ6人のダンスユニット「島ばななーず」が人気だ。生活習慣病を笑い飛ばす歌詞と、いかつい見た目とは裏腹なコミカルなダンスが受け、県内のイベントに引っ張りだこ。昨年10月に出したデビューアルバム2千枚は完売し、4月には2枚目をリリースする。全員が腰痛持ちの新人ユニットは紅白歌合戦出場を夢見て、今日も体にむち打ち踊る。

平均年齢56歳のオヤジ6人で結成したダンスユニット「島バナナーズ」

県内のイベントに引っ張りだこの島バナナーズ

人気を集めているオヤジ6人のダンスユニット「島バナナーズ」

平均年齢56歳のオヤジ6人で結成したダンスユニット「島バナナーズ」 県内のイベントに引っ張りだこの島バナナーズ 人気を集めているオヤジ6人のダンスユニット「島バナナーズ」

 週末夜の那覇市内のダンスクラブ。アフロヘアのかつらにサングラス、原色のスーツ姿の中年男性たちが登場すると、観客は歌に合わせて踊り出した。

 デビュー曲「ミートテック」は痛風や糖尿病、無呼吸症候群など中年男性が気にかける生活習慣病なんか気にせず、自由に格好良く生きるとの思いを、アップテンポに歌い踊る。

 ユニット結成は、曲を制作した音楽事務所のライジング沖縄が、曲に合うユニットとして、サーファー仲間に白羽の矢を立てたのがきっかけ。メンバーには、沖縄サーフィン連盟会長の宮城豊和さん(59)、初代会長の大田俊成さん(63)、プロサーファーの比嘉力夫さん(52)が名を連ねる。

 リーダーを務めるぜんざいの富士家代表の大嶺隆さん(52)は「オヤジたちもまだまだ頑張れるという姿を見せたい」と話す。会社員の宮城宏次さん(56)、飲食店経営の与那覇ジミーさん(55)も週に3回はサーフィンを楽しむ仲間。体を動かすのが好きで、激しいダンスも楽しみながら覚えている。

 当初はクラブでダンスを披露していたが、徐々に人気を集め、宮古島市のロックフェスティバルや、豊見城市のとみぐすく祭りなどの大きなイベントに呼ばれるように。昨年の大みそかはカウントダウンイベント三つを掛け持ちした。

 大嶺さんは「デビュー当初は嫌がっていた20歳の娘も今では応援してくれている。多くの人たちを楽しませたい」と意気込んだ。(政経部・照屋剛志)