沖縄県内の小学校の卒業式が20日ピークを迎えた。県内で小学校を卒業する児童は約1万6200人。浦添市立港川小学校(松岡泰成校長)の卒業式は、体育館が新設中のため同市のてだこホールで開かれた。卒業生152人が旧体育館の廃材を使って作成した組木細工も飾られ、巣立ちを見守った。

取り壊した体育館の廃材で作った組木細工の前で別れを惜しむ浦添市立港川小学校の卒業生たち=20日午前、浦添市てだこホ-ル(落合綾子撮影)

 卒業制作は、地元の海「カーミージー(亀瀬)」に誇りを持ってもらおうと保護者が提案。6年生は夏休みなどを利用して思い出の詰まった体育館の床材をカーミージーの生き物たちの形に糸のこでくりぬき、組木を作った。仕上げた組木は「ポイ捨てしない」などと書いたメッセージカードを添えて、海を描いた板に貼り付けた。

 式典後、作品の前には卒業生らで人だかりができた。鈴木陽菜さん(12)、名嘉眞莉奈さん(12)、東江美波さん(12)は「体育館での1年生を迎える会は楽しかったよね」と思い出してしみじみ。池村泰樹さん(12)は「後輩がもっとカーミージーと関わってくれたら」と希望を込めた。