女性舞踊家の第一人者として、戦後の沖縄で琉球舞踊隆盛の礎を築いた琉球舞踊真踊流家元、故真境名佳子さんの生誕百年記念公演が21日、那覇市久茂地のタイムスホールで開かれた。同流の弟子らが古典女踊「作田」や創作など、真境名師匠から踊り継がれた舞踊を披露し、亡き師の功績をたたえた。

軽快な演奏と踊りが会場を沸かせた「祝扇の舞」=21日、那覇市久茂地・タイムスホール(古謝克公撮影)

 「初心生涯」「芸道無限」を掲げ、琉球舞踊を極めながら後進の育成に力を注いだ真境名さん。公演では真境名さんが「真踊り」として琉球舞踊の要に位置付けた「諸屯」を直弟子の宮城幸子さんが舞うなど、ゆかりの深い演目が選ばれた。

 創作舞踊「祝い節」は同流の若手で演じられた。踊り手の島袋彩乃さん(28)は「(真境名先生の)創作は一つ一つに品格があり琉舞への思いが感じられる。私たちがその思いを身に付けたい」と話した。

 主催は同公演実行委員会と琉球舞踊真踊流。共催は沖縄タイムス社。