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「非常に硬い粘土質」というが…深度90mでサンプル採取せず 辺野古の軟弱地盤、別地点から強度判断

2019年3月23日 06:30

 【東京】名護市辺野古の新基地建設の軟弱地盤を巡る問題で、防衛省が「B27」と呼ばれる水面下の最大深度90メートルの地点で、地盤の強度を示す「N値」を直接調べる標準貫入試験をしていないことが22日、分かった。防衛省は「同じ土層」の別の地点の室内試験結果からB27地点の70メートルより深い地点は「非常に硬い粘土層」とし、地盤改良をせず「十分に安定的な施工が可能」と説明している。

大浦湾側の護岸「K4」(中央左)から沖合に延びる「K8」護岸の建設が始まり、汚濁防止膜が設置された辺野古沖合=名護市(小型無人機で撮影)

大浦湾側の護岸「K4」(中央左)から沖合に延びる「K8」護岸の建設が始まり、汚濁防止膜が設置された辺野古沖合=名護市(小型無人機で撮影)

 ただ、防衛省の資料によると、B27でサンプルは採取せず、センサーを用いて実施した「コーン貫入試験」の結果をもと基にN値に換算した値では、86メートルの深さまでN値は9以下となっており、「非常に硬い」ではなく、「中位~硬い」に分類される。

 岩屋毅防衛相は22日の参院予算委員会で、B27でN値の測定をしたか問われ、「B27そのものはやっていない」と認めた。その上で、「すぐ近くにある」3地点でボーリング調査を行い、そのサンプルを用いた室内試験の結果から、B27の70メートル以深は「非常に硬い粘土層に分類される」と述べた。

 ただ、3地点は「S3」「S20」「B58」で、B27からはそれぞれ約150メートル、約300メートル、約750メートル離れている。

 軟弱地盤の大浦湾側では、コンクリートなどで造る「ケーソン」を設置して護岸を構築する予定で、B27は「C1護岸」予定地の直下にあり、沈下の可能性が指摘されている。

 社民党の福島瑞穂副党首、自由党の森裕子幹事長への答弁。

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