【ウォード麗奈通信員】ロンドン中心部オールドストリートにあるスウェイギャラリーでこのほど、スペイン・カタルーニャ地方で活躍する東京出身の紅型作家、片岡陽子さん=写真=の個展「The Uraraka Way」が開かれた。片岡さんは県立芸術大学で手法を学び、2003年の英国留学を経て、結婚を機に拠点をカタルーニャ地方に移した。今回展示したのはタペストリーや手染めの布バッグなど。伝統的な紅型の手法を用いつつ、カタルーニャの森での生活から受けたインスピレーションが反映された作品は、草木や小動物をモチーフにしたものが多い。

 都会暮らしから離れて9年。自然と共生し、暮らしに手間をかけることの豊かさを改めて実感しているという片岡さん。「紅型の一貫した手仕事の工程も自然と対話すること。作品を通して自然と共にある手仕事の豊かさ、素朴さ、楽しさを感じてもらえたら幸い」と語った。片岡さんのウェブはwww.yokokataoka.net