【松田良孝通信員】三線で沖縄の民謡などに取り組む台北の愛好家グループ「沖縄楽坊」(呉寰(ウフアン)会長)は3日、台北市内で演奏会を開き、「つぃんだら節」や「島人の宝」など約20曲を演奏した=写真。

 4日の「さんしんの日」に合わせた。これまでホールで発表会を開いたり、演奏の様子を会員制交流サイト(SNS)で生中継したりしたが、今年は会員が楽しむことを重視して、台北市内にある稽古場で演奏した。

 沖縄楽坊は2014年に八重山の古典民謡を演奏するグループとして発足し、会員は11人。昨年6月の第44回八重山古典民謡コンクール(八重山毎日新聞社主催)では会員2人が新人賞に合格し、今年は3人が挑戦する予定だ。

 台北市内の旅行会社に勤務する馬戸(うまと)絵美子さん(33)=大阪市出身=は唯一の日本人。昨年2月、母親と石垣島を旅行した時、悪天候で屋外での予定を取りやめ、たまたま三線の体験プログラムに参加して「初心者でも弾きやすい」とその魅力にはまった。

 台湾へ戻った後、インターネットで三線を購入して沖縄本島から取り寄せたものの、教室がなかなか見つからなかった。友人の結婚式で偶然、沖縄楽坊の会員と知り合い、昨年7月に入会。「安里屋ユンタ」など4曲を弾けるようになった。馬戸さんは「工工四を見ないと弾けないので、まだまだです。会員のみんなと一緒に三線を楽しんでいきたい」と話した。