【宮古島】防衛省は26日、宮古島市上野野原のばるの千代田カントリークラブ跡地に陸上自衛隊の警備部隊を新設する。隊員約380人を配置し、那覇市に拠点を置く陸自第15旅団に所属する。2019年度以降、地対空・地対艦ミサイル部隊も配備する予定で計700~800人規模となる。南西諸島の防衛力強化を目的とした県内への自衛隊配備は2016年3月の与那国町への沿岸監視部隊に続き、2自治体目。

 防衛省は宮古島市城辺保良ぼらの採石場「保良鉱山」にミサイルを保管する弾薬庫や射撃訓練場の建設を計画しており、現在、用地測量を進めている。18年度内の用地取得を目指していたが、次年度へ先送りになる見通し。

 宮古島への陸自配備を巡っては下地敏彦市長が16年6月、「配備を了解する」と表明。同年9月、若宮健嗣防衛副大臣(当時)が千代田地区に隊庁舎や宿舎などを配置する案を提示した。千代田地区への配備を巡っては野原部落会と千代田部落会がそれぞれ配備への反対決議を採択したが、防衛省は工事を強行。後に野原部落会は決議を撤回し、千代田部落会は自衛隊員の同部落会への加入などを求める陳情書を沖縄防衛局と市に提出し、事実上の容認に転じている。

 また、同省は26日、鹿児島県奄美市に警備、地対空・地対艦ミサイルの3部隊約550人を配備する。