神戸市が、ドメスティックバイオレンス(DV)被害を訴えている女性の住民票を、加害者とされる元夫側の弁護士に誤って交付していたことが27日、市への取材で分かった。住所などが分からないよう交付や閲覧に制限があったが、元夫の関係者かどうか確認を怠った。

 市によると3月上旬、裁判所に提出する資料として弁護士から女性の住民票の交付請求が届いた。請求の依頼主は元夫だったが、依頼主の名前を記す欄に明記されておらず、市の担当者は弁護士に問い合わせなかった。

 本来は依頼主と女性の関係を確認する必要がある。担当者の確認が漏れたとみられる。市は「事務上のミス」と釈明した。(共同通信)