【豊見城】豊見城市が、市民延べ約1万8千人の個人情報が入ったハードディスク(HD)を、昨年末の新庁舎引っ越しの際に紛失していたことが27日分かった。HDには、生活保護受給者や臨時福祉給付金などに関する個人情報が保存されていた。市は同日、ホームページに経緯やおわびを掲載し、議会に説明した。

豊見城市の新庁舎(2018年12月撮影)

 現時点で個人情報の流出は確認されていない。山川仁市長は「市民に丁寧に説明しながら対処したい。再発防止策に全庁的に取り組む」と述べた。

 市によると、紛失したのは市社会福祉課が管理する個人情報のバックアップデータが入った外付けHD。

 引っ越し作業は昨年12月28日に行われ、今年1月4日、HDの入った段ボール箱1個が新庁舎に運ばれていないことが判明。HDは、市の情報管理マニュアルに従い、新庁舎に運んだ後、復元が不可能な処理をして廃棄する予定だった。

 引っ越しの際、段ボール箱に記載漏れがあったため課に戻され、他の廃棄物と一緒に廃棄されたとみられる。廃棄物は1月4日に専門業者が回収して処理したが、HDが適切に処理されたかは確認できていない。

 紛失判明から3カ月近く後の発表となったことに山川市長は「全庁的に捜索し、弁護士に相談するのに時間がかかった」と説明した。市は今月26日、豊見城署に遺失届を提出した。

 市は再発防止策としてHDの管理を強化し、情報管理に関する職員研修を行うとしている。