27日開かれた沖縄県宮古島市議会(佐久本洋介議長)3月定例会の一般質問で、共産党の上里樹氏が陸上自衛隊の車両搬入に抗議した市民を市が警察に依頼して排除したとして「市役所は市民を罪人扱いして排除させた」などと発言したことに、下地敏彦市長が撤回・謝罪を求めて休憩に入り、流会した。

宮古島市

 上里氏の質問は26日の陸自宮古警備隊発足に向け、平良港から同市上野野原の宮古島駐屯地に陸自隊員が軍用車両を運ぼうとしたところ、市民団体が車両の通行を阻止した際の市側の対応に関するもの。

 上里氏が「市役所は市民と丁寧に話し合うことも説明することもせず」としたことに、下地市長は「市民団体に繰り返し説明し、車両等の通行を妨害しないよう注意し説明した」と反論。また、「市民を罪人扱いした」との発言にも、「罪人扱いする行動は一切していない。市の職員の名誉のためにも発言の撤回と謝罪を求める」と主張した。

 市長の求めに上里氏が応じず、午前10時46分から休憩に。市長の主張に与党市議も同調して紛糾し、与党13人が出席を拒否、本会議成立の定足数を割り込み、流会となった。28日も流会となれば年度内に予算が成立できない可能性もある。