沖縄県内で発生した高齢者への虐待が、2017年度に前年度比23件増の166件となったことが分かった。このうち、介護施設の職員による高齢者への虐待件数は10件だった。27日、県高齢者福祉介護課が発表した。

沖縄県庁

 家族や親族ら養護者による虐待は156件で、虐待を受けたのは160人だった。

 虐待を受けた人のうち、女性が128人で8割を占めた。虐待の種類(複数回答)では、身体的虐待が106件(66・3%)で最も多く、心理的虐待が83件(51・9%)、経済的虐待が30件(18・8%)、放棄・放任が23件(14・4%)と続いた。

 虐待者と虐待を受けた人の関係(複数回答)では、息子による虐待が83件(49・4%)で最多。次いで、夫が40件(23・8%)、娘21件(12・5%)、妻・兄弟姉妹・孫がそれぞれ4件(各2・4%)。

 虐待を受けた人のうち96人が要支援・要介護状態にあった。また、居住状態は虐待者と2人だけが最も高く91件(56・9%)、次いで虐待者とその他の家族が同居しているケースが54件(33・8%)だった。

 虐待を受けた人の年齢は、80~84歳が39人(24・4%)で最も多く、75~79歳が32人(20%)、85~89歳が31人(19・4%)と続いた。