NPO法人バリアフリーネットワーク会議(親川修代表)は27日、身障者用駐車スペースの利用実態に関する調査結果を発表した。ことし1月18、19日の午前10時~午後5時、那覇空港国内線ターミナルの到着口付近の「身障者専用乗降所」を利用した344台のうち81・4%が対象外で、前回の17年10月調査の81・1%とほぼ同じだった。不適正利用のうち約7割がタクシーやレンタカー用送迎バスなどで、一般車両は34%にとどまった。停車時間ベースでみると、対象外の利用が55・5%を占めた。

身障者専用の乗降所・駐車場の利用状況

 同ターミナル正面にあるP1駐車場の「身障者専用駐車場」での不適正利用は、台数ベース、時間ベースとも31%だったという。

サンエーは警備員配置が実る

 調査はサンエーの県内3店舗でも実施。1店舗につき2日間、1月18~21日にかけて調査した。3店舗を合計すると、不適正な利用は354台のうち23・9%、時間ベースで18・4%。どの店舗も館内放送で定期的に適正利用を呼び掛けているほか、一部に専門の警備員を配置したり、身障者専用スペースを1カ所にまとめて管理しやすくしたりしているといい、那覇空港よりも低い数値となった。

 店舗別の不適正利用は、那覇市の那覇メインプレイスが台数ベースで20・1%、時間ベースで18・1%。一方、警備員がいないスペースを対象とした名護市の為又シティは台数ベースで42・9%、時間ベースで37・2%と高かった。うるま市の具志川メインシティは、台数ベースで13・0%、時間ベースで9・5%だった。

 調査では、足が不自由な高齢者、妊産婦、乳幼児連れは身障者と同じように利用対象者として集計した。親川代表は「熱心な企業努力が大きな効果を生む。問題を広く共有し、マナーとモラルを向上させたい」と話している。

 詳細は29日午後2時半から、那覇市の県総合福祉センターの「障がい者の駐車場問題を考える集い」で報告する。