白人至上主義団体KKKに、無謀な潜入捜査を敢行する黒人警官を描くサスペンス。

「ブラック・クランズマン」

 1970年代半ば、まだ警察に黒人警官が少なかった時代に採用されたロンは新聞広告を見て、早速KKKの事務所に電話をし、面接の約束を取り付ける。黒人のロンが面接に行けるはずもなく、同僚のフリップと電話と潜入に担当分けして2人一役を決行。

 差別とは無知から来る恐怖がなせる業なのだと自分に理解させていたが、事はそう簡単ではないのがアメリカの現状。人間に優劣があるのだと明言し差別を繰り返すのであれば、優の側だと思い込んだ輩がその権利を手放すはずもない。女性差別もしかり。

 怒りや憎しみを何倍にもして返してやりたくなるのが差別された側の悲しみだが、監督は痛烈な皮肉とユーモアでキレキレに返す。(スターシアターズ・榮慶子)

ミハマ7プレックスで上映中