気象台のホームページで沖縄地方の週間天気予報を見て驚いた。この先、1週間の那覇の最低気温が15度となっているではないか。冷え込みは週明けから2、3日は続く見込み。つい先日、半袖で過ごした夏日があったのがうそのようだ

▼春分の日が過ぎた後にやって来るワカリビーサ。きょうは2018年度の最後の日だ。高校や大学を卒業し、新天地にはばたいていく若者たちの別れの景色も、そろそろ落ち着く時期か

▼「春の風物詩、空港での涙の旅立ちの様子を取材してきて」。先輩に言われ向かったのは新人記者だった25年前の、ちょうどこのころ。にぎやかに騒いで警備員に注意される高校生がいるかと思えば、母親に手を握られ、泣いている女の子も

▼笑顔と涙が交差する見送り風景は、寒さと暖かさが入り交じる春先の気候にも似る。そして春の別れの後には、出会いの春が待っている

▼今年の4月と5月は、天皇の代替わりがあり、いつも以上にせわしくなりそう。せめてきょう1日は、ゆったりと過ごし、明日に備え英気を養いたいと考える人も多いはず

▼新年度スタートを前に、期待と不安を胸に抱くあなたに、ノーベル平和賞マザー・テレサの次の言葉を贈ろう。「昨日は去りました。明日はまだ来ていません。わたしたちにはただ、今日があるのみ。さあ、始めましょう」(玉城淳)