新元号「令和(れいわ)」が1日発表されたことで、沖縄県内企業は元号にちなんだ商戦を企画している。元号と同じ名前の借り主を対象にしたレンタカー料金の割引や、祝賀ムードを盛り上げるための商品券の値引き販売、プリントTシャツの製作など各社とも、国民の関心の高さを商機に結びつけようと、趣向を凝らしている。

新元号の「令和」をプリントしたTシャツを通行人にPRするスタッフ。発表当日の発売に驚き、写真を撮る人もおり、売れ行きも上々だという=1日、那覇市の国際通り

高級車レンタカー

 外車専門のレンタカー業者「エクセルレンタカー」(豊見城市)は名前の中に「令」か「和」がある借り主の料金を割り引く。通常料金より、1文字で25%、2文字で50%、3文字で75%安くなる。若者に人気のミニクーパーや、高級車のアルファロメオ、フェラーリなど全車種が対象となる。担当者は「改元のあった年の特別な思い出にしてほしい」と期待した。

観光地のTシャツ

 那覇市の国際通りでプリントTシャツを販売するコスミックは同日午前11時40分すぎに発表された元号をTシャツにして、正午から店頭販売。すぐ印字できるよう前もってプリント機材を準備して対応した。担当者は「売れ行きは上々で、あす以降は販売数を増やしたい」と話した。

希少な青いバラ

 デパートリウボウは新元号が始まる5月1日、100万円分の商品券を90万円で販売する。希少な青いバラの花束(100本分)を7万円で、フランスとイタリア産のワイン&シャンパン100本を70万円で販売する企画も用意。担当者は「スペシャルでゴージャスな買い物をしていただき、一緒に新しい時代を祝えれば」と話す。

 県内旅行社のジャンボツアーズ(那覇市)は皇室の祖先をまつる伊勢神宮など天皇家と関わりのある場所を巡るツアーを5月以降に検討している。

記念酒も販売

 泡盛の卸・小売業の喜屋武商店(那覇市)と宮里酒造所(同)は「平成最後の元旦」となった今年1月1日に蒸留した記念酒を5月以降に発売する。金武酒造(金武町)は、平成元年の1989年に製造し貯蔵した泡盛「琉球泡盛龍『平成元年』」の販売を強化する。

 印鑑販売の沖産業(宜野湾市、花城えり子社長)では、自治体などから新元号入りの印鑑の注文があった。大きな混乱はなかったが、今後の受注増を見込む。