沖縄タイムスに掲載された人気連載をまとめた「続・うちの火星人」(光文社、税込み1620円)が3月30日に発刊され、県内の書店に並んでいる。脳の機能に偏りがあるといわれる発達障がい。平岡さん一家が実践する、障がいの特性を生かし、困り事を乗り越えるための知恵や工夫が盛りだくさんの内容となっている。

発達障がいへの理解を広げようと本のほか、一緒に講演活動も精力的に行っている平岡禎之さん、成子さん夫妻=沖縄タイムス社

続 うちの火星人 平岡禎之著

発達障がいへの理解を広げようと本のほか、一緒に講演活動も精力的に行っている平岡禎之さん、成子さん夫妻=沖縄タイムス社 続 うちの火星人 平岡禎之著

 「うちの火星人」は2013~18年、本紙くらし面に掲載。「続-」は本紙連載を再構成し、書き下ろしを加えた。14年に発刊された「うちの火星人」の続編となる。

 執筆者はコピーライターの平岡禎之(さだゆき)さん(59)。4コマ漫画を長女が制作、家族皆でエピソードや意見を出し合うなど一家総出で作り上げた。

 続編では、おなじみのキャラクターに加え、孫の保育園児サルルゥが初登場する。

 発達障がいに詳しい作業療法士、小浜ゆかりさんのアドバイスも掲載した。

 平岡さんは「講演会などで若い親から未就学児の相談を受けることが多い。幼い頃から専門家の指導を受けると、早いうちからいろいろな工夫ができる。孫サルルゥの章は対応の参考になると思う」と話す。

 フリースクール教師で、妻ワッシーナこと成子さん(55)は「私たち『火星人』(発達障がい者)と地球人の普通は、地球人が想像できないほど違う。この本を、地球人と火星人の『異文化交流』の参考にしてほしい」と話した。

 発売記念講演会が5月18日午後2~4時、浦添市沢岻のオキナワリバイバルチャーチで開かれる。平岡さん夫婦が実践例を話す。入場無料。申し込み不要。

 問い合わせは大城書店、電話090(7980)0891。