沖縄都市モノレール「ゆいレール」県庁前駅の駐輪場にあった自転車が久茂地川に投げ捨てられていた問題で、投棄された自転車が少なくとも28台に上ることが2日、県南部土木事務所への取材で分かった。県から委託を受けた道路管理業者が同日引き揚げた。

久茂地川に投げ入れられた自転車を引き上げる作業員=2日、那覇市

 県は、うち20台はここ数日内に投棄されたと推測。残り8台は投棄されてから1年以上経過しているとみられ県と那覇市が廃棄を決めた。

 同事務所の担当者によると投棄自転車の引き揚げ依頼は年に数回あるが「ここまで大量に投棄されるのは初めて」と話す。県河川課の担当者は河川への不法投棄によって水の流れが変わる可能性もあるとし「最悪の場合、浸水につながる可能性もある」と指摘した。今回の問題について県民生活に関わる問題とし、今後、看板の設置など対策を検討しているとした。

 駐輪場を管理する那覇市では不定期に駐輪場を巡回するが、付近に防犯カメラの設置はなく慢性的に違法駐輪も続いている。同市の担当者は「今後、監視体制については県と検討していきたい」と話した。

 那覇署によると投棄された自転車のうち盗難届が出ているのは2件で、同署が窃盗や器物損壊容疑での立件を視野に捜査を進めている。

 那覇市は、盗難届が出ていない18台を駐輪場近くに戻し、持ち主が現れない場合は約3カ月後をめどに違反を通知するシールを貼って撤去を求める。求めに従わなかった場合は道路法に基づき、市が回収し車体番号を告示。その後も持ち主が現れなかった場合は、半年後に処分する方針。