沖縄都市モノレール(ゆいレール、美里義雅社長)の2018年度の利用者数が速報値で、前年度比約90万人増の1905万7176人で7年連続過去最高を更新することが3日、県への取材で分かった。観光客の増加やIC乗車券の普及で県民の利用が増えたことなどが要因となった。1日当たりの平均乗客数は約5万2千人で、初めて5万人を突破した。今年夏には、那覇市浦添市を結ぶ延伸部分も開業予定で、さらなる利用客数の増加は確実だ。

 沖縄都市モノレールによると、利用客増加の要因として、沖縄を訪れる観光客の利用が増えたことや、運行ダイヤの改正を挙げた。昨年4月に利用客の混雑緩和のため、月~木曜日に1日当たり10本増の257便、金曜日に6本増の273便に増便。また、観光客が増える夏場や、那覇まつり、NAHAマラソンといった大型イベントに合わせ臨時便を運行した。

 ほかにも、県内の公共交通専用IC乗車券「オキカ」の普及も後押ししている。沖縄ICカード(那覇市)によるとオキカの累計発行枚数は前年同時期と比べ約7万枚増の約33万枚と増加。沖縄ICカードによると県民だけでなく、観光客の利用も進んでいるという。

 今年夏には那覇市と浦添市を結ぶ路線の開通を予定しており、利用客の増加が見込まれる一方で、車両内の混雑が課題となっている。沖縄都市モノレールは混雑緩和のため、現在の2両編成から3両編成の車両の導入を検討。国も車両導入に向けて交付金を活用した支援をするとしている。

(政経部・仲本大地)