県が3月27日に発表した、観光バリアフリー入域実態把握調査によると、2017年度に沖縄を訪れた国内客のうち、高齢者が前年度比14%増の191万人で過去最高となった。また、沖縄美ら海水族館の入場者数のうち、県民を含む障害者手帳を提示した障がい者数(介助者も含む)も8%(3千人)増の約4万7千人で最多だった。県は、車いすの貸し出しサービスの充実や、体の不自由な人たちに配慮した観光施設の運営などが奏功したとみる。

 高齢者数は県の観光統計実態調査で得られた、県内を訪れる国内客のうち、60歳以上の割合27・7%を基に、17年度の国内客約688万人から算出した。

 県によると、増加の背景には、全国では沖縄だけという那覇空港内の車いす・ベビーカーの貸出窓口の設置や、バリアフリー対応の宿泊・観光施設を紹介する専用サイトでの情報発信など受け入れ態勢を強化したことなどを挙げた。

 県文化観光スポーツ部は「誰でも不自由なく旅行ができる環境を整えることが、沖縄観光の可能性を広げる」と話した。