茶わんに盛られたジューシーを口に運ぶ。豚肉とヒジキ、ニンジンの定番具材に加えていりこ、ベーコン、グリーンピース、コーンが続々と出てくる。いりこだしとベーコンの脂、そして自家製みそが味をまとめる。粘り気がなく、ぽろぽろしたジューシーは見た目とは裏腹に薄味で、しっかりかんで味わうご飯だ。

地元の味とボリュームが魅力の「やかじゅーしぃそばスペシャル」

「おいしい料理を待たせずに提供するために、下ごしらえも全力です」と話す豊岡旭さん(左)と留美子さん夫妻

「嘉海(よしみ)食堂」の場所

地元の味とボリュームが魅力の「やかじゅーしぃそばスペシャル」 「おいしい料理を待たせずに提供するために、下ごしらえも全力です」と話す豊岡旭さん(左)と留美子さん夫妻 「嘉海(よしみ)食堂」の場所

 「屋嘉のジューシーは昔から具だくさんが特徴」と話すのは代表の豊岡旭さん(58)。県外の銀行で定年退職まで働いて、2017年に帰郷。昨年3月に店をオープンした。地元の味をメニューに加えたいと考え、「祖母が祝いの席で作っていた、思い出のあるジューシー」に落ち着いた。

 厨房(ちゅうぼう)で腕を振るうのは、妻の留美子さん(58)だ。うるま市出身の留美子さんは、屋嘉の先輩たちにジューシーの調理法を教わった。地元のレシピは少し味が濃いため、甘みと香りがある自家製みそを使って濃すぎないよう工夫した。

 看板メニューは、ジューシーに豚・鶏・カツオでだしを取る沖縄そば、フライ3種、サラダが付いたボリュームたっぷりの「やかじゅーしぃそばスペシャル」(900円)。プルプルのてびちがたまらない「てびち煮付け」(880円)、たっぷりのタマネギで甘みを引き出す「嘉海カレー」(650円)も人気だ。

 「やかじゅーしぃ単品での販売も検討している」と意欲的な旭さん。「お菓子作りも好き」と話す留美子さんは週末に金武町特産品の田芋を使った大福もこしらえる。こちらも人気の一品だ。(北部報道部・村井規儀)

 【お店データ】金武町屋嘉2330の16。営業時間は午前11時から午後4時(土日・祝日は午後6時まで)。月曜日定休。駐車場あり。電話098(800)2557。