ビジネスパーソンのキャリアアップを支援する「沖縄タイムス・アカデミア」がまもなく、那覇市久茂地タイムスビル2階「howlive(ハウリヴ)」で開講する。実践的な学びと業種を超えた人的ネットワークの構築を目指す。16日に始動する講師陣とゼミの概要を紹介する。


平良尚也氏 ポールスターオキナワゲートウェイ顧問

平良尚也氏 ポールスターオキナワゲートウェイ顧問

勃興するアジア市場、デジタル&モバイル時代に求められる人材の可能性

 沖縄水産高校(無線通信科)の野球部で故栽弘義監督の指導を受け、1990年に伊藤忠商事系のIT企業に入社した。その後は横浜市の中田宏市長や沖縄アクターズスクールのマキノ正幸校長の秘書、広報、VISAデータセンタにおけるアナリストなどを経て2007年、栽氏の死去を機に沖縄へ戻った。

 ITや政治、経済の最前線を経験した後に目にした故郷では、地元の若者をふびんに感じた。「沖縄の未来のためにクリエイトされたはずの職に、沖縄の若者が就けていない」と。原因は広い意味でのデジタルデバイド(格差)だったと思う。

 しかし、この間、モバイル端末が急速に普及した。クラウドの登場でコストの障壁は一気に下がり、「個」の能力で格差を乗り越えることが可能になった。さらにSNSで声を上げることが日常化し、国境を越えて言論や民主主義のありようにも影響を及ぼしている。「どこからでも主役が出てくる時代」だ。

 そのようなタイミングだからこそ“Think Global、Do Global”を実践するべきだと考える。勃興するアジアに最も近い日本・沖縄の地理的優位性は、「距離」を超えた無限の可能性に満ちている。そんな沖縄を取り巻く環境や、あるべき未来像を、テクノロジーが起こす変化の最前線から持ち帰った実感とともに考えていきたい。

 講師=平良尚也氏ほか各回ゲスト講師▽受講料=3万円▽日程(全6回)=4月16日(初回無料)、5月14日、6月12日、7月11日、8月7日、9月10日▽申し込みは専用フォームhttp://urx.red/KGFVから。

沖縄タイムス・アカデミア企画/Polestar Okinawa Gateway

勃興するアジア市場、モバイル&デジタル時代に求められる思考習慣

スタート:4.16(火) PM18:002000@タイムスビル 

初回無料公開! 全6回:受講料3万円(税別)

★メインコーディネーター:平良尚也(Polestar Okinawa Gateway顧問)

 

1990年 沖縄水産高 無線通信課卒業後、伊藤忠系IT企業にてデータセンターにおけるスーパーバイザーとして従事。2002年 ドリームプラネットインターナショナル(*沖縄アクターズ)スクールにて教育部門を担当。03年 GLOBALペイメントブランドVISAのアジア太平洋のデータセンターにおいてアナリストとして従事。07年 フォーモストブルーシール 経営戦略室長。2013年メディアフラッグ沖縄社長その他を歴任。15年 に県内企業の経営者支援のほか、ベトナム香港台湾などのアジアとの戦略的接点開発を役割とする経営コンサルタントとして独立。エーデルワイス、長崎堂、宇治園などの老舗菓子メーカをはじめ、Polestar Okinawa Gateway、メディアフラッグ沖縄などの顧問を務める。ペイメントブランドVISAのアジア太平洋データセンター立ち上げからVISAで通算16年勤務した経験を基に本セミナーのコーディネートを行う。

★コンセプト

 沖縄水産高校野球部で故栽弘義監督の指導を受け、1990年に伊藤忠商事系のIT企業に入社した。その後は横浜市長を務めた中田宏氏や沖縄アクターズスクール会長の秘書、広報、経済アナリストなどを経て2007年、栽氏の死去を機に沖縄へ戻った。

 ITや行政、経済の最前線を経験した後、目にした故郷では、地元の若者をふびんに感じた。「沖縄の未来のためにクリエイトされたはずの職に、沖縄の若者が就けていない」と。原因はデジタルデバイド(格差)だったと思う。

 しかし、この間、モバイル端末が急速に普及した。クラウドの登場でコストの障壁は一気に下がり、「個」の能力で格差を乗り越えることが可能になった。さらにSNSで声を上げることが日常化し、国境を越えて言論や民主主義のありようにも影響を及ぼしている。「どこからでも主役が出てくる時代」だ。

 そのようなタイミングだからこそ「Think Grobal Do Grobal」を実践するべきだと考える。勃興するアジアに最も近い日本・沖縄の地理的優位性は、「距離」を超えた無限の可能性に満ちているのではないか。そんな沖縄を取り巻く環境や、あるべき未来像を世界の最先端のテクノロジーを学びながら、ともに考えていきたい。

★ゼミスケジュール

Day1. 4/16(火)

モバイルペイメントが開いた未来「深セン」の現場から

ゲスト講師

 

高須正和 株式会社スイッチサイエンス Global Business Development

無駄に元気な、Makeイベント大好きおじさん。DIYイベントMaker Faireのアジア版に、世界でいちばん多く参加している。日本と世界のMakerムーブメントをつなげることに関心があり、日本のDIYカルチャーを海外に伝える『ニコ技輸出プロジェクト』や『ニコ技深圳交流会』の発起人。MakerFaire 深圳(中国)、MakerFaire シンガポールなどの運営に携わる。現在、Maker向けツールの開発/販売をしている株式会社スイッチサイエンスのGlobal Business Developmentとして、中国深圳をベースに世界の様々なMaker Faireに参加。インターネットの社会実装事例を研究する「インターネットプラス研究所」の副所長を務める。著書「メイカーズのエコシステム」「世界ハッカースペースガイド」訳書「ハードウェアハッカー」ほかWeb連載など多数。

内容

現在の技術革新はiPhoneをはじめとした電子機器、電子部品の製造を支えるハードのシリコンバレー「深圳」無くしては語れない。深圳ではモバイルからの注文後、コンビニやスーパーから30分以内に自宅に商品が届く、アリババやテンセントが提供している30分配送サービスなど、モバイルによってもたらされるリアルの物流革命が起こっている。また、「与信」の世界においても家柄や職業のみに依存する従来の事前与信から、モバイル決済の支払い記録を基にした個人の信用を点数化する芝麻信用(ゴマ信用)の登場によって、「事前与信」から「事後与信」へと変化が起きている。固定電話(組織)からモバイル(個)へ変化する社会とモバイルペイメントが起こした地殻変動と今後の未来について、ペイメントブランドVISAに16年間務めた平良氏のファシリテートのもと、ハードのシリコンバレー「深圳」の現場から高須氏が語る。


Day2. 5/14(火)

企業の命運を決めるマーケティング

ゲスト講師 

 

朱 胤盛(ジュ・ユンソン)ベアーズスタジオ代表取締役

米国生まれ、米国育ち。ソニーグループ内の関係各社で営業およびマーケティング、企画を専門とする。2013年に独立して、株式会社ベアーズスタジオを設立。サブカルチャーコンテンツ企画制作および管理を得意としながら、企業教育、マーケティングを主軸したコンサルティングも行っている。現在、リウボウインダストリーおよび沖縄ファミリーマートのアドバイザーとして沖縄県内で活動しながら、ポールスターの政策顧問として活動中。

内容

今まで日本では、主に営業が営業業務のために簡易的にやってきたマーケティング。そのマーケティングが今や学問として、そして企業を構成する必須要素として世界中で再度注目を集めてきている。アメリカが主軸になって起こっている次の世界市場の構築は、マーケティング学問が切り開くといわれ、著名な経済学者、投資家、行政が対応を迫られている。その攻撃型マーケティングを分かりやすく説明する。そして、現代マーケティングに必須ともいえるデータすら、日本は自国内に構築できていない状況であり、GoogleやIBM, Oracleといった企業らは日本のデータを取り続けている。この状況がいかに危険であるか、どう備えるべきなのか、そして今後50年を左右するマーケティングについて語る。

Day3. 6/12(水)

マネーボール(野球・サッカー)を通して考える アジアの労働力と市場との向き合い方

ゲスト講師 

 

田崎 健太 ノンフィクション作家

1968年3月13日京都市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。

著書に『cuba ユーウツな楽園』、『此処ではない何処かへ 広山望の挑戦』、『ジーコジャパン11のブラジル流方程式』、『W杯ビジネス30年戦争』、『楽天が巨人に勝つ日-スポーツビジネス下克上-』、『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』、『辺境遊記』、『偶然完全 勝新太郎伝』、『維新漂流 中田宏は何を見たのか』、『ザ・キングファーザー』、『球童 伊良部秀輝伝』、『真説・長州力 1951-2018』。『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』、『真説佐山サトル』、『ドラガイ』。最新刊は『全身芸人』。早稲田大学スポーツ産業研究所招聘研究員。

ゲスト講師 

 

大野 倫   NPO法人野球未来.RyuKyu理事長

1991年、夏の甲子園。沖縄水産のエース。決勝の後には肘が伸ばせなくなるまで、チームの為に投げ続け、2年連続の準優勝に導いた。九州共立大学では1年春から福岡6大学リーグに出場。95年にドラフト5位で巨人に入団。2001年、ダイエー(現ソフトバンク)へ移籍。プロ引退後の10年に、中学公式チーム「うるま東ボーイズ」を立上げ、現在も監督として指導に当たる。13年8月には米国で開かれた世界少年野球大会の日本代表監督として、教え子と共に3連覇に導いた。
内容

●我々はアジアリーグの中に生きている

●その労働市場はすでに競争激化の予感

●その労働力を生かすための戦略とは。

Day4. 7/11(木)

「コンテンツ」の正しい理解、そして、eSportsから見える異業種合体式戦略

ゲスト講師

 
朱 胤盛(ジュ・ユンソン)ベアーズスタジオ代表取締役
内容

コンテンツ(Contents)という単語は、ここ10年でその存在意義を大きくしてきている。しかし、我々はそのコンテンツというものが、どういうものであり、どういう活用法があり、どういう結果を持ってくるのかについて、正しく理解しているだろうか?先行投資を行っていない現在の日本企業が世界中で近代化されてないなどの評価を受けることには、このコンテンツへの理解が大きく関与している。魔法の言葉として使われているeSportsもまた、コンテンツの塊であり、コンテンツへの理解がないまま進行するとその効果は1割も創出できないであろう。コンテンツとはどういうものを指すのか、そしてどう創出してどう使うべきなのか。そして、観光産業のポテンシャルを持っている沖縄はeSportsをどのように構築し、発展させていくべきなのかなどを説明する。

Day5. 8/7(水)

「ブロックチェーン」「琉球コイン」/デジタルカレンシーが妄想させるアジアの中の沖縄の未来

ゲスト講師

フィリップ・ソン 韓国 twinning CEO

プロフィール準備中

内容

●ブロックチェーンとは何か 

●デジタルカレンシーとは何か

Day6. 9/10(火)

勃興するアジア市場、モバイル&デジタル時代に求められる人材の思考習慣

ゲスト講師

 

糸数 剛一 株式会社リウボウホールディングス会長 

1959年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、沖縄銀行入行。その後、自身で事業を興し、1988年に沖縄ファミリーマート入社、98年に取締役営業部長に就任する。その後、開発部長兼総合企画室長、常務取締役就任、専務取締役を経て2007年から2009年にかけてファミリーマートに出向し米ファミマ社の社長兼CEOに。2013年5月に株式会社リウボウホールディングスの代表取締役、16年5月、同代表取締役会長に就任。五感を刺激されて癒やされるリゾート感ある独自の世界観をコンセプトに、「樂園百貨店=リゾートデパートメントストア」の国内外への展開を計画中。

ゲスト講師

 

福井 康夫 インパクトホールディングス株式会社代表取締役

1991年早稲田大学法学部卒業 旧三和銀行入行。1995年株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 入社。神奈川地区にて、店長及びスーパーバイザー等のフィールド業務に従事。2000年情報システム本部に配属。店舗システム推進、IYバンク(現 株式会社セブン銀行)、イーコマース子会社 株式会社セブンドリーム・ドットコム等の新規事業の立ち上げを経験。その後、ベンチャー系SP代理店入社。04年株式会社メディアフラッグ(現 インパクトホールディングス株式会社)設立。株式会社セブン‐イレブン・ジャパンでの約8年に渡る業務経験を活かし、事業コンセプトは、『「IT」と「人」をキーワードに流通業界に新しい価値を創造する』。まさに株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの強さと価値を知り尽くし、流通向けのアウトソーシング事業を展開する。

内容

●「Think Global, Do Global」の実践とは

●グローバル時代の勝敗を分けるのは実感と実行力

●グローバル人材の条件とは

 講師=平良尚也氏ほか各回ゲスト講師▽受講料=3万円▽日程(全6回)=4月16日(初回無料)、5月14日、6月12日、7月11日、8月7日、9月10日▽お申し込みは専用フォームhttp://urx.red/KGFVから。