沖縄ファミリーマート(那覇市、野﨑真人社長)は2日から、県内の5店舗限定で、人気総菜店「上間弁当天ぷら店」を運営する上間フードアンドライフ(沖縄市、上間喜壽社長)の天ぷらを、試験的に販売している。揚げたての天ぷらが手軽に味わえると人気で、早くも売り切れる店舗が出たため増産が決定した。両社は全県展開を目指し、生産体制などの準備を進める。

沖縄ファミリーマートで限定販売されている上間天ぷらを選ぶ来店者=4日、那覇市国際通りのレグザリウボウ店


 上間社長は試験販売の期間を約1カ月と見積もっていたが、想定以上の人気に「1週間で在庫がなくなるかもしれない」と話す。国際通りのレグザリウボウ店などで4日、一時完売状態となり、数量を増産することが決まった。

 天ぷらは魚といかの2種類で、それぞれ税込み98円。レジ横の常温総菜が並ぶケースの上部に配置されている。販売しているのは、浦添高校前店、港川小学校前店、レグザリウボウ店、糸満阿波根店、読谷長浜店の5店舗。

 上間天ぷらのファンだった沖縄ファミリーマート商品部デリカ食品課の稲福直哉課長代理が上間社長と出会い、2018年夏ごろから商品販売に向け取り組んだ。上間天ぷらの店舗で揚げた商品を、特殊な機械で冷凍し、ファミリーマートの各店舗で再度揚げる調理方法で、上間てんぷらの味を再現した。

 現在、両社は製造や流通体制の調整を進める。上間社長は「タコライスや沖縄そばのように、沖縄天ぷらの認知度を高めていきたい」と語る。稲福課長代理は「地元企業として県民に選ばれる商品展開や、県内企業のお手伝いができれば」と期待した。