異例の4月27日から5月6日までのゴールデンウイーク(GW)10連休で、暦通りには休めない働く保護者のため、沖縄県内8市1町が公立保育所・こども園を臨時開所するなどし、預ける先がない子どもを一時的に受け入れることを決めた。既に一部自治体は希望者の受け付けを開始。定員を超えれば抽選になる可能性がある。ニーズを調査中だったり、開所に向け保育士確保を急いでいたりと対応を見定めている自治体も目立った。

連休中の県内の状況

連休中の県内の状況

臨時開所で対応は8市1町

 土曜日の4月27日を除き各地の保育所が原則休園となる28日~5月6日の対応について、本紙が4月5日、41市町村に確認した。

 那覇市は4月30日から5月2日までの間、条件付きで1~5歳児1日当たり計120人を受け入れる。申し込みは12日まで。沖縄市も同期間、親の勤務証明書があれば市内全ての子を対象に2カ所で1日2千円で預かる。弁当は持参。

 浦添市は臨時開所予定はないという。民間の保育所などで、入園児を対象に臨時開所するなどの対応を取る施設もある。

保育士にも休んでほしいし…

 「働く市民のニーズにしっかり応えたいが、普段から土曜日も働く保育士に連休くらいは休んでほしいし…。板挟みだ」

 豊見城市保育こども園課の職員はため息交じりにそう話した。

 過去に例のない長期連休。通常通り保育が実施される最初の土曜日を除いても9連休となる。市は5日、親の就労支援として、GW期間中の2日間、市立座安保育所を開所して、2~5歳児を1日最大49人預かることを決め、ホームページ上で告知した。

 一時保育需要増への対応を求める政府の通達後、市は3月から、園長会などと意見交換しながら対応を協議してきた。

 民間法人の園長からは「保育士不足の中、GWまで奪ったら、離職につながりかねない」と大きな抵抗があった。中には「どんなにたたかれても、保育士のために園を休みにする」と宣言する人もいたという。

 市は今回、市直営の保育所1カ所を開所し、正規職員26人が出勤して、一時預かりを行うことを決めた。保育士資格のない市保育こども園課の課長も出動し、買い出しや掃除などの雑務に当たるという。

 当日の親の就労が確認できれば、普段認可保育園を利用していない子も受け入れるなど、広く市民ニーズに対応する。

 だが、開所は長い連休中のわずか2日間。定員49人の枠を超えると抽選となり、利用できない子が出る可能性も残す。

 4歳の子がいる市内の自営業の女性(41)は「抽選から漏れたらどうするのだろうか。複数の園でもっとたくさん預かってくれたら助かる」と話していた。