毎年旧暦3月の初酉(はつとり)の日に開かれる沖縄県宮古島市城辺砂川の伝統行事「ナーパイ」が6日、集落内であり、住民らが津波よけと五穀豊穣(ほうじょう)を願った。(宮古支局・知念豊)

イナグザーで集団演舞のクイチャーを踊る女性たち=6日、宮古島市城辺砂川

女性から受け取った神酒を回して飲む男性

ウイピャームトゥの祭場で、かいに見立てた枝を上下に振る「船こぎ」の儀式をする男性たち

祈りの後にお供え物を分け合い、笑顔を見せる参加者

「ダティフ」を両手に持ち、遠見台跡に向かう女性たち

イナグザーで集団演舞のクイチャーを踊る女性たち=6日、宮古島市城辺砂川 女性から受け取った神酒を回して飲む男性 ウイピャームトゥの祭場で、かいに見立てた枝を上下に振る「船こぎ」の儀式をする男性たち 祈りの後にお供え物を分け合い、笑顔を見せる参加者 「ダティフ」を両手に持ち、遠見台跡に向かう女性たち

 「ウイピャームトゥ」の祭場では、女性たちが祈りをささげ「ユナウスピャーシ(世直しのはやし)」と呼ばれる神歌を歌った。その後、竹に似た「ダティフ」を持ち、男性たちに見送られて出発。遠見台跡や「マサマル」などの拝所を巡った。

 要所でダティフを地面に差し、ここから先に津波が来ないようにと願い、海の近くの「イナグザー」ではここまで来られた喜びをクイチャーを踊って表現した。ウイピャームトゥの祈りの後、男性たちは供え物や神酒を平等に分け、女性たちを送り出した後は「船こぎ」の儀礼を行った。祭祀(さいし)の様子を写真で紹介する。

「ダティフ」を両手に持ち、遠見台跡に向かう女性たち