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FC琉球、Jに金字塔 ホーム最強 執念ドロー

2019年4月8日 07:34

無敗26戦に更新

 FC琉球がJリーグ26年の歴史に力強く名を刻んだ。7日、7913人が集まったタピック県総ひやごんスタジアムで行われた柏レイソルとのホーム戦で終盤に追い付き、1-1でドロー。強豪から勝ち点1をもぎ取り、2017年9月から続くホーム無敗を26試合に伸ばしてJリーグ記録更新の快挙を達成した。(1面参照)

FC琉球-柏レイソル 後半37分、FC琉球のFW上門知樹が左クロスに右足ダイレクトボレーで合わせ、同点ゴールを決める=タピック県総ひやごんスタジアム(田嶋正雄撮影)

同点ゴールを決め、抱き合って喜ぶFC琉球の上門知樹(右)

FC琉球-柏レイソル 後半37分、FC琉球のFW上門知樹が左クロスに右足ダイレクトボレーで合わせ、同点ゴールを決める=タピック県総ひやごんスタジアム(田嶋正雄撮影) 同点ゴールを決め、抱き合って喜ぶFC琉球の上門知樹(右)

 琉球は開始早々、CKから柏のブラジル国籍のガブリエルに押し込まれていきなり先制を許した。前半は攻撃の起点をマークされるなど相手の守備網に引っ掛かり、なかなか好機を見いだせなかった。

 しかし0-1で折り返した後半、持ち味のパスワークで打開を図った。後半37分、左サイドを何度も駆け上がったDF徳元悠平がクロスを上げ、13分前から途中出場していたFW上門知樹が右足で値千金の鮮やかなボレーシュート。“沖縄ホットライン”で同点に追い付いた。守っては、柏の強力な攻撃陣を岡﨑亮平らDF陣や守護神のカルバハルが最少失点に抑えた。

 次戦は13日午後2時から東京・味の素スタジアムで東京ヴェルディとぶつかる。

後半37分 上門、華麗にボレー

 FC琉球が貫いたチャレンジャー精神が終盤に実を結んだ。J1経験の豊富な柏に真正面からぶつかり、終盤に追い付き1-1のドロー。J2優勝候補を相手にホーム無敗のJリーグ新記録を打ち立て、歴史に名を刻んだ。

 千人を超すサポーターを引き連れてきたJ2屈指の戦力を誇る柏に対し、「高い個の力に、組織でどう対抗するか」(樋口靖洋監督)が勝敗の鍵を握った。前半3分にCKから失点し序盤から劣勢に立たされたが以降、持ち味のパスワークで打開を図った。DF岡﨑亮平やGKカルバハルが懸命に追加点を阻止。攻撃では相手のストロングポイントで、守備が手薄になる左サイドを何度も突いた。

 後半24分、樋口監督が勝負に出た。推進力のギアを上げるために県出身FWの上門知樹を投入。同32分にはMF小泉佳穂を送り出し、イレブンに「総攻撃」のメッセージを伝えた。

 期待に応えたのは上門だ。狙い続けた左サイドからDF徳元悠平のクロスに右足で強烈なボレー。柏の日本代表GK中村航輔が反応できない一撃にスタジアムのボルテージは最高潮に達した。上門は「J1経験のある相手に琉球の底力を示せた」、樋口監督も「タフに戦う覚悟とスタイルを貫く勇気を示してくれた」とイレブンの奮闘にうなずいた。

 指揮官や選手は「勝って記録更新したかった」と口をそろえたが横綱相手に一歩も引かずに土俵際へ追い詰め、確かな手応えをつかんだ琉球イレブン。J3優勝時の観客数を超える7913人の前で、進化する強さを証明してみせた。(新垣亮)

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