米空軍嘉手納基地が見渡せる道の駅かでなに年1度現れるスーパーキッズ画家がいる。3歳から沖縄を訪れる東京都足立区の弘道小学校6年の野尻天馬さん(11)。ボールペンと色鉛筆、色付きの筆ペンを器用に操って戦闘機や航空機を描き、最短30分ほどで書き上げる絵は大人顔負けの腕前だ。

野尻天馬さんが描いた飛行機の絵

ボールペンで描く野尻さん=道の駅かでな

野尻さんの作品

野尻天馬さんが描いた飛行機の絵 ボールペンで描く野尻さん=道の駅かでな 野尻さんの作品

 3歳から年に1度は友人を訪ねて家族で来県し、4~5歳で絵を描き始めたという。道の駅かでなや那覇空港、石垣空港などで筆を振るったこれまでの作品は500枚以上で、地元の足立区では個展も開くほど。機体の写真を撮らずに見たまま一気に描ききることも多い。

 風景画も描くが、とにかく飛んでいる機体が大好きで「見ると描きたくなる」という。母圭子さんは「子どもだから騒がないよう、ゲーム代わりに絵を描かせてみたらハマったみたい。こんなに熱中できるものがあるなんてうらやましい」と目を細めた。東京では絵を描くか、ブロック玩具に夢中だという。天馬さんの将来の夢はパイロットか画家。「どっちにもなれたらいいな」と笑顔を見せた。 (社会部・篠原知恵)