沖縄県内最高齢の我如古カメさんが10日、満114歳となり、我如古さんが通う読谷村都屋のデイサービス施設「生き活き健康センター」で誕生祝賀会が開かれた。家族や友人、知人をはじめ、石嶺傳實村長や施設近くの保育園児も駆け付け、約80人が我如古さんの長寿を祝福した。我如古さんは1905(明治38)年生まれ。明治から平成まで生き、五つ目の元号「令和」を目前に元気な姿を披露した。

114歳の誕生日を迎え、家族や友人、施設職員から祝福を受ける我如古カメさん(中央)=10日、読谷村・生き活き健康センター

 車いすの我如古さんは「おめでとう」と声を掛けられると笑ったりうなずいたりして応じていた。ケーキや花束、にぎやかな余興でお祝いされ、最後のカチャーシーでは小さく右手を動かして喜びを表現した。

 39歳の時、夫盛功さんを亡くし、畑仕事などをしながら生計を立てた。1男4女を育て、孫14人、ひ孫21人、やしゃご7人に恵まれた。102歳で脳梗塞となり左半身にまひが残るが、出身地の村喜名にある自宅で、同居するひ孫と遊ぶなど健康そのものだ。

 四女の島田末子さん(77)は「苦労しながら、優しく、時に厳しく育ててくれた。これからも母を支えていく」と目を細めた。共に暮らす長男嫁の我如古恵子さん(72)は「病院に行ってもすぐに帰ってくる。本当に元気」と話す。

 祝賀会で乾杯の音頭を取った施設利用者最年少の與儀正善さん(83)は「カメさんは朝からニコニコしていてうれしそうだった。僕も健康に気を付けているが(114歳は)無理かな…」と感心しきりだった。

 存命中の世界最高齢は、福岡市の田中カ子(かね)さん116歳。村や村社協によると、我如古さんは世界でも3番目の長寿という。