県内初出店となるコンビニエンスストア「セブン-イレブン」の開店日が3カ月後の7月11日に決まった。セブン-イレブン・沖縄は充実したプライベートブランド(PB)商品を売りに、県内企業の協力も得ながら5年で250店舗の出店を目指す。セブンを迎え撃つ形となる沖縄ファミリーマート、ローソン沖縄も昨年来、新商品開発や店内調理、グループ企業との連携など独自の取り組みを加速。競争環境の激化に備えて各社とも人手不足対策も進めている。(政経部・島袋晋作、仲田佳史)

ローソンとファミリーマート

ココストアの持つノウハウを取り入れた店内調理のパンを並べる沖縄ファミリーマートのスタッフ=9日、ファミリーマート浦添高校前店

沖縄ローソンの店内で、高級スーパー成城石井の取り扱うワインやこだわりのおつまみを展開する=9日、ローソン浦添内間4丁目店

ローソンとファミリーマート ココストアの持つノウハウを取り入れた店内調理のパンを並べる沖縄ファミリーマートのスタッフ=9日、ファミリーマート浦添高校前店 沖縄ローソンの店内で、高級スーパー成城石井の取り扱うワインやこだわりのおつまみを展開する=9日、ローソン浦添内間4丁目店

 「われわれはおいしいものを提供することを一番に掲げている。そこは沖縄でもかなり研究させてもらっている」。9日、沖縄タイムス社を訪れたセブン-イレブン・沖縄の久鍋研二社長は、商品開発への自信をみなぎらせた。

 全国でもエリアごとに商品の味付けを変えるなど、「いいものを追求し続けている」と強調。セブンの総菜や弁当など「中食」の品質には定評があり、その専用工場の建設が順調に進んでいることに安堵(あんど)の表情も浮かべた。

 一方、県内最大の326店舗を展開する沖縄ファミリーマートは今年の戦略の一つに「同じ土俵で戦わない」を掲げる。その代表例が、一部の店で実施する焼きたてパンの販売だ。2015年に吸収合併したココストアが持つパン製造のノウハウを生かして収益の取れる体制を整えており、売り上げも好調という。

 野﨑真人社長は「新しいことにも挑戦しつつ、リウボウグループ総力を挙げて、他の追随を許さない取り組みを進める」と意気込む。

 231店舗のローソン沖縄は沖縄限定のPB商品の開発と、従来サンエーで展開していた高級スーパー「成城石井」商品の品ぞろえ強化で対抗する。サンエーの「ハッピー・シニアデー」でサンエーカードを利用した客にローソンで使えるクーポンを発券し、誘客する取り組みも始めた。

 古謝将之社長は「サンエーとの協業を強め、他にはないローソンの独自性を高めていきたい」と強調した。

 一方、3社とも共通して、深刻な人手不足に直面している。セブンは「通常は開店の1カ月半前」(久鍋社長)というスタッフの募集を13日から開始。ファミマはネパール語で求人を呼び掛けるCMを放送、ローソンはセルフレジの導入も計画するなど、人材の獲得や雇用の維持に全力を注いでいる。