米軍普天間飛行場などの米軍基地から発生する苦情を受け付ける沖縄県宜野湾市の「基地被害110番」に寄せられた件数が、2018年度は684件に上り、02年度の設置から過去最多となった。14年度から、5年連続で増加している。内訳は地上デジタル放送の受信障害が28件、それ以外の騒音などが656件で大半を占める。

爆音を響かせて離陸するF35戦闘機=4月11日午後5時15分、普天間飛行場

普天間飛行場に飛来し駐機場へ向かうF35戦闘機(左)=4月11日午後4時7分、宜野湾市

基地被害110番の苦情件数の推移

爆音を響かせて離陸するF35戦闘機=4月11日午後5時15分、普天間飛行場 普天間飛行場に飛来し駐機場へ向かうF35戦闘機(左)=4月11日午後4時7分、宜野湾市 基地被害110番の苦情件数の推移

 「うるさくて眠れない」などの苦情は、オスプレイの配備が始まった12年度に293件まで増加。その後も増加傾向にある。

 宜野湾市によると、18年度は米軍嘉手納基地で滑走路2本のうち1本が補修中のため、普天間飛行場に飛来する米軍機が増えていることが一因と考えられるという。

 地デジの受信障害に関する苦情は、完全に地デジ化された11年度は324件に達したが、ここ5年間は10~20件台で推移している。

 基地被害110番は24時間対応。夜間や休日は留守番電話に切り替わり、苦情を録音する。内容は市長も目を通すほか、翌日までに米軍と沖縄防衛局に届け、市民生活への配慮を申し入れているという。