ねぇゴッドファーザー。生きづらいですよね。殺(や)られる前に殺る毎日。コルリオーネ家の血の宿命。自分を捨て、ファミリーのために生きると決めた責任感。とんでもないプレッシャーの中、命を削り使命を果たそうとするあなたの「責任感」が大好きです。
 ですから、登場人物の感情が、常に乱れてブレブレなこの恋愛映画にもんもん。何となくいいなぁ、と思った相手と、何となく結ばれたら、恋に落ちちゃって、世界がキラキラ輝いて見えて。
 でもさ、将来を考えるのはやめようよ。今が楽しけりゃそれでいいじゃん。
 ゴッドファーザー、やっちまってくださいよ。私、こういう責任感のない発言大嫌い。恋愛も、お相手あってのことですよ? まぁ、自分勝手な人間が「愛」をきっかけに成長するお話なので、ヨシとしますけども。(桜坂劇場・下地久美子)
 

ゴッズ・オウン・カントリー

◇桜坂劇場で13日から上映