沖縄県北谷町で発生した米海兵隊所属の海軍兵が日本人女性を刺殺し、自殺したとみられる事件を受け、野国昌春町長らは15日、嘉手納町の沖縄防衛局に田中利則局長を訪ねて抗議し、米軍人の綱紀粛正や教育、再発防止策の徹底、県警捜査への全面協力を米側に申し入れるよう、要請した。

沖縄防衛局の田中利則局長(手前右)に抗議・要請文を手渡す野国昌春北谷町長=15日、嘉手納町の同局

 報道陣に公開された面談で、野国町長は詳細が明らかでないと前置きしながら「町民の命が奪われた、絶対にあってはならない重大な事件」と強調。米兵らの勤務時間外の行動を規制する「リバティー制度」が2月に大幅緩和されたことに触れ「何も起きなければいいがと話していた直後の事件。米軍司令官や担当上司は、町民に直接謝罪すべきだ」と強く抗議した。

 田中局長は県警が捜査中であるため事件内容への言及は控えるとし「地域住民に不安を与えないよう、綱紀粛正、再発防止について強く米側に申し入れる」と話した。

 町は米軍、在沖米総領事館、外務省沖縄事務所での抗議も予定している。