沖縄県北谷町内の住宅で在沖米海兵隊所属の男性海軍兵と日本人女性が遺体で見つかった事件で、玉城デニー知事は15日、在沖米軍トップのエリック・スミス四軍調整官(中将)、ロバート・ケプキー在沖米総領事を県庁に呼び、抗議した。スミス氏は「女性に対する犯罪が起きたことを県民に謝罪する。私がすべての責任を負っている」と謝罪した。

玉城デニー知事(右)から抗議文を受け取る在沖米軍トップのエリック・スミス中将=15日午後3時3分、県庁

玉城デニー知事(右)に謝罪する在沖米軍トップのエリック・スミス中将(中央)、ロバート・ケプキー在沖米総領事(左)=15日午後3時、県庁

玉城デニー知事(右)から抗議文を受け取る在沖米軍トップのエリック・スミス中将=15日午後3時3分、県庁 玉城デニー知事(右)に謝罪する在沖米軍トップのエリック・スミス中将(中央)、ロバート・ケプキー在沖米総領事(左)=15日午後3時、県庁

 玉城知事が手渡した抗議文は「3年前に米軍属による女性殺人事件が起きた中でこのような事件が起き、県民の尊い命が失われたことは大変遺憾で激しい怒りを覚える」と強く抗議。米軍が事件、事故のたびに講じる綱紀粛正、人権教育について「全く機能していない」と批判した。

 玉城知事は会談で「女性は憲兵隊にDVの相談をしていた。対応は適切だったのか」と指摘。スミス中将は「女性から憲兵隊に問題があると通報があったが、その後に女性から『そういった状況はなくなった』と連絡があった。その時点で脅威が今のところはないと判断した」と述べ、県警の捜査に協力する考えを示した。

 また、玉城知事はスミス中将の判断で今年2月に米兵の勤務外行動指針「リバティー制度」で浦添市以南の外泊禁止を解除するなど、制度の変更があった直後の事件に「緩和に県民が不安を感じるのも事実だ」と指摘。県や県警を含めた日米関係者でつくる「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チーム」でリバティー制度の検証などが必要とした。