儒教の祖・孔子を祭る「孔子廟」のため、那覇市が公園内の土地を無償で提供していることが憲法の政教分離の原則に違反するかが争われた住民訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部は18日、一審那覇地裁に続いて違憲との判断を示し、市が使用料を請求しないことは違法だとした。

 那覇市の松山公園にある孔子廟=18日午後

 福岡高裁那覇支部=2018年1月

 那覇市の松山公園にある孔子廟=18日午後  福岡高裁那覇支部=2018年1月

 大久保正道裁判長は、廟の管理団体について、営んでいる祭礼行事の内容を踏まえ宗教団体だと認定。土地の無償使用は「特定の宗教に便宜を提供し、援助していると評価されてもやむを得ない」と述べた。

 その上で、原告の市民(91)が監査請求した2014年4~7月の使用料を請求すべきだと指摘した。(共同通信)