オリオンビール(浦添市、與那嶺清社長)は5月14日、県産果物や野菜などを使った缶チューハイ3種類を自社ブランドとして初めて発売し、缶チューハイ市場に本格参入する。全国的にビール類の販売が振るわない一方で、チューハイは高い人気があることから新たな収益源として売り上げを伸ばす。初年度の2019年度は500キロリットル(500ミリリットル缶換算で100万本相当)の出荷を目標とする。年度内に第2弾の商品も発売し、シェア拡大を目指す。

(資料写真)オリオンビール

沖縄果物など3種類

 県内での販路が整い次第、県外出荷も始める方針で、業務提携をしているアサヒビールと調整する。海外は輸出の基準が国ごとに異なるため今後検討する。

 5月8日に記者会見を開いて発表する。第1弾はJAおきなわから原料を調達し、県内の飲料メーカーに製造を委託する。350ミリリットルと500ミリリットルの2種類を用意。アルコール度数の強い「ストロング系」の販売が伸びていることから、同ジャンルの発売も検討する。

初年度は100万本目標

 県産食品をテーマに、ジンやウオッカベースでさまざまな味の種類を生み出す考えで、県内メーカーと共同開発もしていく。缶チューハイは若者を中心に全国的に販売が伸びており、同社は5年前から参入を検討。2~3年前から開発に乗りだし、準備を進めてきた。

 3月に特別目的会社「オーシャン・ホールディングス」の子会社となったオリオンビールはビール類の販売強化を進めつつ、新商品の投入で多様化する市場ニーズへの対応を急ぐ。