【名護】プロ野球北海道日本ハムファイターズは19日、2020年2月1日から始まる1軍春季キャンプを、5年ぶりに名護市で実施すると発表した。16年から米アリゾナ州の米大リーグの施設で1次キャンプを実施していたが、今秋、名護市民球場の改修が完了するのに伴い、キャンプ地を名護市に一本化する。
球団の川村浩二社長は「選手たちは、また新鮮な気持ちで練習に打ち込めることと思う」と期待し、「周辺エリアを含め、さまざまなスポーツコミュニティー活動が行われる沖縄県北部のランドマークとしてさらに発展していくことを望む」などとコメントした。
北海道日本ハムファイターズ名護協力会会長の渡具知武豊市長は「私をはじめ市民一同うれしく思っている。最高の環境を提供できるよう市民一丸となって歓迎、応援する態勢を整える」と喜び、「チャンピオンフラッグと共に市営球場に凱旋(がいせん)されることを願っている」と話した。
名護協力会応援団長を務める宮城リーミさんは「待ちに待っていた」と喜んだ。最近は球場に足を運ぶ北海道のファンも減ってきていたとし、「名護が活気づくことを期待している」と声を弾ませた。
名護市商工会の金城哲成会長は、来年名護市が市政50周年を迎えることに触れ「そんな年の初めに、キャンプが再開されることはありがたい」と話した。