那覇市公衆無線LANサービス「NAHA CITY FREE Wi−Fi」の運営について、NTT西日本沖縄支店、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP、東京)は19日に那覇市役所で会見を開き、今後の維持管理を那覇市からは委託料を受け取らず、ネーミングライツ(命名権)などを活用し、無償で担っていくことを発表した。これまでは那覇市が2社に管理を約1500万円(2018年度)で委託していた。自治体が整備したフリーWi−Fiを民間企業が運営していくのは全国初の取り組みだという。

スマホの画面

フリーWi−Fiの新たな名前を発表した(右から)NTTBPの南川夏雄代表取締役社長、那覇市の名嘉元裕経済観光部長、徳慶の小渡勝也代表取締役、NTT西日本沖縄支店の中野康司部長=19日、那覇市役所

スマホの画面 フリーWi−Fiの新たな名前を発表した(右から)NTTBPの南川夏雄代表取締役社長、那覇市の名嘉元裕経済観光部長、徳慶の小渡勝也代表取締役、NTT西日本沖縄支店の中野康司部長=19日、那覇市役所

 2社の運営は、2月に市と結んだ包括連携協定に基づくもの。市のフリーWi−Fi整備事業は12年度にスタートし、市が国際通りを中心に115カ所のアクセスポイントの整備を公費で実施した。15年度からは2社が那覇市から委託を受けてWi−Fiの環境整備に当たっており、現在のアクセスポイントは約300カ所となる。市によると、Wi−Fiを使う人の多くが台湾からの観光客だという。

 NTTBPの南川夏雄代表取締役社長は「フリーWi−Fiをどう維持していくのかというのは全国の課題。全国初の取り組みで新しい方向を示していけたら」と語った。

 また、沖縄県内で焼肉店などを展開する飲食業の徳慶(北谷町、小渡勝也代表取締役)がフリーWi−Fiの命名権を取得。Wi−Fi使用時に表示されるネットワーク名には同社のキャッチコピーでもある「GUSUWJISABIRA(ぐすーじさびら)」が記される。会見に出席した小渡代表取締役は「お店を訪れる外国人観光客からよくWi−Fiがないか尋ねられていた。これを機に『ぐすーじさびら』という言葉が世界に広まってほしい」と語った。