吉本興業(大﨑洋会長)とNTT(澤田純社長)は21日、教育コンテンツの制作・配信会社「ラフ&ピース マザー」(生沼教行おいぬまたかゆき社長)を沖縄県那覇市に設立すると発表した。「遊びと教育」をテーマに、最先端の技術を使ったオリジナル動画やゲームなどを開発し、国内外に発信する。10月以降、準備が整い次第、事業を始める。

デジタル教育コンテンツの開発・配信をする新会社「ラフ&ピース マザー」の設立を発表した吉本興業の大﨑会長(後列右から2人目)とNTTの澤田社長(後列右)ら=21日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー

 5Gを含む最先端の技術を活用し、映像やコンテンツを発信しながら、県内に、バーチャルな世界観を体験できるアトラクション施設を置く。県内での外国人観光客へのコンテンツの知名度向上と、施設への誘客をめざした観光誘客の相乗効果を期待する。

 海外事業支援のノウハウがある、海外需要開発支援機構(クールジャパン機構・東京都、北川直樹社長)から、段階的に最大100億円の出資を受ける。コンテンツは、産学官でデジタル技術を活用した創造的な学びの場作りを手掛ける「CANVAS(キャンバス)」(石戸奈々子社長)らが制作する。

 大﨑会長は「国産の、世界に子どもたちが夢を届けられる、プラットフォームを作りたい。かりゆし58の『アンマー』のように、どんな若者も大きく包み込むような、会社になってほしい」と語った。キャンバスの石戸社長は「これからは多様な文化を受け入れながら、コンピューターにはできないゼロから創造していく力が求められる。子どもたちだけでなく、全ての人が生涯学び続けられるようなコンテンツを開発していきたい」と話した。