【宜野湾】「えっ!4月に梨?」。秋の味覚の梨が市長田区の米須スミさん(79)宅の庭で多くの実を付けている。訪れる人は春先に梨がたわわに実る光景に驚いている。米須さん宅でなっているのは、早生(わせ)品種「豊水」。

(上)たわわに実った米須スミさん宅の梨。ジャムやゼリーなどに加工し地域で振る舞っている=18日、宜野湾市長田

(下)梨の木の前で笑顔を見せる米須スミさん

(上)たわわに実った米須スミさん宅の梨。ジャムやゼリーなどに加工し地域で振る舞っている=18日、宜野湾市長田 (下)梨の木の前で笑顔を見せる米須スミさん

 約45年前にスミさんの夫清一さん(82)が友人から取り木でもらい、庭に植えたところ、翌年から実るようになった。

 特別な肥培管理はしなかったのに実ってくれる梨の木に、スミさんは「土壌と水が合ったのかな」と笑顔を向ける。

 今シーズンは昨年10月から12月にかけて花が咲き始め、今年1月下旬ごろから実が付いてきた。

 樹齢を重ね樹勢が弱まったのか、近年は実の大きさに、ばらつきが出てきた。ゴルフボール程度の小さなものから、野球ボールぐらいのものまで、かなりの差があるという。一部は、飛来するコウモリにかじられているが、玄関前にある枝先にはビニールの覆いがあり、大きめの実がたくさんなっていた。 

 台風で落下を避けるため完熟する前に収穫しているスミさん。上手だと評判の料理の腕前を生かし「酸味はあるがジャムやゼリーに加工して、区の老人クラブなどで振る舞っている」という。

 「わが家に来て40年余りの梨。実も小さくなってきたが、来年もたくさん実を付けてほしい」と期待を込めた。

(翁長良勝通信員)