救急医療現場で、エックス線やコンピューター断層撮影装置(CT)を使った画像診断が行われたにもかかわらず、治療が必要な症状を見落としたため、患者が死亡した事例が昨年秋までの3年間で計12件あったことが22日、日本医療安全調査機構のまとめで分かった。機構は「画像診断の際には、頭部の出血や動脈破裂など、見落とすと死につながる症状を念頭に置いてほしい」としている。

 機構によると、医療事故調査制度が始まった2015年10月から18年10月までに報告された事例を分析。救急外来を受診し、その後死亡した40~80代の患者12人に関して画像診断に誤りがあった。(共同通信)