特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が関与したとされる元福岡県警警部銃撃と歯科医襲撃の被害者が、工藤会トップの野村悟被告(72)ら幹部4人に計約1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁は23日、野村被告らが襲撃を指示したと認め、約6400万円の支払いを命じた。

 鈴木博裁判長は、野村被告が元警部銃撃を決定し、他の幹部が具体的な計画を立てたと指摘。歯科医襲撃は「会の資金獲得のため、幹部が実行役に指示した」とし、使用者責任を認定した。

 野村被告の代理人は「控訴の方向で検討している」とし、原告側は「判決内容を精査できておらずコメントできない」とした。(共同通信)