沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局は25日、本部町の本部港塩川地区から埋め立て用土砂の搬出を再開した。接岸した台船にダンプカーが土砂を運び入れた。新基地建設に反対する市民約30人は搬出を阻止しようと車両前に立ちふさがり、機動隊員や警備員、防衛局職員とのにらみ合いが続いている。

土砂を積んだダンプカーを止めようと車両の前に立ちふさがる市民を取り巻く警備員や沖縄防衛局職員ら=25日、本部港塩川地区

 防衛局は従来から搬出に使用している名護市安和の琉球セメント桟橋と併せて使うことで埋め立て工事を加速させる狙い。ただ、埋め立て面積は全体の4分の1にとどまり、残りの大部分を占める大浦湾側では軟弱地盤の問題を抱えている。

 塩川地区は昨年9~10月の台風の影響で岸壁が破損したため、港の管理権を持つ本部町が使用を制限していた。修復は今年3月に完了し、町本部港管理事務所は同29日、使用を申請していた業者に許可を出した。