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辺野古への土砂搬出を再開 本部港塩川地区 政府強硬、沖縄県の反発必至

2019年4月26日 07:37

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局は25日、本部町の本部港塩川地区から昨年8月以来となる埋め立て用土砂の搬出作業を再開した。接岸した台船にダンプカー24台が土砂を運び入れた。土砂は沖合で運搬船に移され、辺野古へ向かう。防衛局は従来から搬出に使用している名護市安和の琉球セメント桟橋と併せて使うことで埋め立て工事を加速させる方針。

(写図説明)本部港塩川地区に接岸した台船に、土砂を運び込むダンプカー=25日午後3時25分(小型無人機で撮影)

 新基地建設が争点となった21日の衆院補選では、移設に反対する新人が、容認派の自民党候補を破り当選したばかりで、政府の強硬な姿勢に、県が反発を強めるのは必至だ。

 ただ、埋め立て面積は辺野古側を全て埋め立てたとしても、新基地建設全体の4分の1にとどまる。大部分を占める大浦湾側は軟弱地盤の問題を抱えている。現在投入されている土砂の量は、全体の約1%とみられる。

 塩川地区は昨年9~10月の台風の影響で岸壁が破損したため、岸壁や荷さばき施設の使用許可権を持つ本部町が使用を制限していた。修復は今年3月に完了し、町本部港管理事務所は同29日、使用を申請していた業者に許可を出した。

 港内では午前8時前から土砂を積んだダンプカーが連なり、搬出に抗議する市民が向かい合った。新基地建設に反対する市民約30人は搬出を止めようと車両前に立ちふさがり、警備員や防衛局職員、県警の機動隊員とにらみ合いを続けた。

 昨年の同地区からの搬出では機動隊が市民を強制的に排除していたが、この日は距離を置いて取り囲み、強制排除を控えていた。積み込み作業は午後1時半ごろまで5時間以上、膠着(こうちゃく)状態が続いた。

 本部町からの土砂搬出について平良武康町長は「市民の間に感情的な対立があるのは残念だが、町行政の立場としては港湾法や県の条例に基づいて対応せざるを得ない」と述べた。

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