大型10連休の初日となった27日、沖縄県の那覇空港では午前中から国内外の多くの観光客らが大きなスーツケースを持って到着し、それぞれ目的の観光地に向かった。

GWに入り沖縄を訪れる観光客らで混雑する那覇空港=27日午前

 東京都から訪れた20代の女性2人は2泊3日で滞在予定。「美ら海水族館と(渡嘉敷村の)ナガンヌ島に行って楽しみたい」と話した。

沖縄観光 晴れ後曇り 

 今年のゴールデンウイーク(GW)は旅行需要の高まりを受けて、沖縄県内ホテルの予約はほぼ満室となっている。一方で需要が大型連休に集中し、連休明け以降の予約状況は低調で前年を下回る傾向にある。10連休の反動は、7月ごろまで続きそうで苦戦を強いられている県内のホテルや旅行社は、手をこまねいているわけではなく、閑散期対策の一環として、県民向けの宿泊プランやイベントを打ち出し、需要を取り込もうと対策を講じている。

 本島中部のホテル関係者によると今年の連休明けの予約状況は、麻疹(はしか)の影響があった昨年同時期よりも10~15%減少する見通しで、17年同時期と比べても約20%前後の落ち込みになるという。
 また、別のホテルでは連休明けまでは、なんとか前年並みの予約数を確保したものの6月以降の予約状況は低調だという。担当者は「国内外の旅行サイトなどを通して集客を図っているものの、現状は厳しい。今年10月の消費増税を見据え、夏場の旅行需要が低下しているのではないかという声もある」と懸念した。
 国内大手旅行社のJTBによると、大型連休に旅行需要が集中した影響で、6、7月の県内の宿泊者数は例年よりも約10%前後下回る見通しだという。
 連休明けの予約状況が低調な中で、ホテルや旅行各社は対策を講じている。ホテルでは県民向けの宿泊プランを打ち出している。通常よりも割安な価格で客室やレストランの食事を提供し、空室をできるだけ埋める努力をしている。
 また、JTB沖縄は若者に人気の歌手やアーティストを沖縄に招いたイベント「オキナワイーモーション」を5月中旬から6月にかけて展開。他の旅行社なども巻き込んだ閑散期対策を通して、旅行需要の喚起を図る狙いがある。