「平成」を終え「令和」を迎えるのを前に、沖縄タイムス社と琉球放送(RBC)は27、28の両日、沖縄県内の有権者を対象に県民意識調査(電話)を実施し、1019人から回答を得た。皇太子時代の5回を含む計11回、沖縄を訪問した天皇陛下の印象は「好感が持てる」が87・7%に上り、「好感が持てない」の1・8%を大幅に上回った。即位から約1カ月後の1989年2月調査では、新天皇に「親しみを感じる」は53・0%だったが、在位中に好感度が飛躍的に上昇した。

撃沈された対馬丸の生存者や遺族と懇談する天皇陛下=2014年6月、那覇市の対馬丸記念館(代表撮影)

平成の天皇陛下の印象

「令和」の印象

撃沈された対馬丸の生存者や遺族と懇談する天皇陛下=2014年6月、那覇市の対馬丸記念館(代表撮影)
平成の天皇陛下の印象 「令和」の印象

■「令和」に好印象58%

 新元号「令和」の印象は「好感が持てる」の58・2%が、「好感が持てない」の13・5%を大きく上回った。

 平成の30年間で解決しなかった点を聞いたところ「基地問題」が57・9%と最多だった。全国の米軍専用施設面積の70・3%が集中する沖縄で負担軽減を実感できない状況が改めて浮き彫りになった。

 「経済的に厳しくなった」が13・4%で続き、「都市化が進み、自然が減った」が9・8%、「沖縄の独自性が薄れた」が7・1%、「治安が悪くなった」が2・9%だった。

 逆に、平成で良くなった点は「道路など公共施設が整備された」が36・5%で最多。次いで「本土との交流が盛んになった」20・1%、「経済的に豊かになった」15・6%、「教育や福祉が充実した」6・9%と続いた。

■天皇制「今のまま象徴で」78%

 天皇制に関する見解では「今と同じ象徴で良い」が78・1%、「日本の元首と定める」が5・1%、「廃止した方が良い」が9・3%、「分からない」が7・5%。

 元号の必要性は「必要と思う」が67・1%、「必要と思わない」が22・7%、「よく分からない」が10・2%だった。

 「令和」に残したい沖縄らしさを聞いたところ、「自然」が29・5%と最多で、「伝統文化」25・4%、「助け合いの心」21・4%、「しまくとぅば」12・8%、「料理など食文化」4・6%、「その他」6・3%だった。

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 【調査の方法】27、28の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話、携帯電話に電話をかけ、県内に住む1019人から回答を得た。内訳は男性564人、女性455人。