日本最西端の沖縄県・与那国島で国内で最も遅く海に沈む「平成最後の夕日」を見届けるイベント(主催・同実行委員会)が30日、与那国町久部良漁港で開かれた。日没予定の午後7時17分になると、町民や観光客ら600人の参加者が一斉に西の空を眺め、刻一刻と沈む夕日を見つめた。曇り空で水平線に落ちる夕日を見ることはできなかったが、参加者は夕焼けの空を見上げ、平成最後の太陽との別れを惜しんだ。

厚い雲の隙間から顔を覗かせる平成最後の夕陽=30日午後6時48分、与那国町・久部良漁港(古謝克公撮影)

 外間守吉町長は「皆さんと思いを共有し、歴史の1こまを一緒に作りたい」と呼び掛けた。

 京都府から夫婦で来た会社員の高橋寿美恵さん38は「平成は良い時代だった。最後の日に特別な島で感動を味わい宝物になりました」と目を輝かせた。

 同町祖納の田頭恵子さん65は「いつもと同じ夕日だが、節目の日にみんなで心一つに夕焼けを見ることができて良かった」と笑顔だった。

 催しは沖縄本島在住の与那国郷友会が町に働き掛けて実現した。副委員長の濵盛渉さん69=豊見城市=は「こんなに盛り上がるとは思わなかった」と喜んだ。