沖縄県那覇市国際通りの沖縄三越跡の商業ビルの一部を賃貸し、「琉球王国市場」の名称でテナントに貸し出していた琉球451交易(那覇市)が、7億6千万円の負債を抱え、破産したことが7日、東京商工リサーチ沖縄支店の発表で分かった。ビルを管理するリウボウ商事から借り受けてテナントを誘致し、賃貸収入を得る方針だったが、テナントの入居が進まなかった。

破産した琉球451交易が賃貸していた沖縄三越跡の商業ビル=7日、那覇市牧志

 関係者によると、テナント不足を補うため琉球451交易の関連会社の「ユイマーケット」(那覇市)がビル内で直営の飲食店を展開したが、集客の伸び悩みで売り上げが低迷。琉球451交易は家賃の大半が未払いとなり、会社運営ができなくなった。3月20日に那覇地裁に破産を申し立て、同地裁が4月8日に破産開始を決定した。

 別の関係者によると、ユイマーケットも会社存続が見通せない状況で、同社がビル内で運営してきた「琉球王国市場」は現在、テナント数社が独自で運営を続けている。

 リウボウ商事はビルの賃貸・運営を新たに任せる企業と交渉を進めている。琉球451交易の清算が完了次第、正式に契約を結ぶ。国際通りは外国人観光客の往来が多いことから、飲食店を軸に調整する方針だ。

 2014年9月の沖縄三越閉館後、同ビルは15年3月に複合型商業施設「HAPiNAHA(ハピナハ)」としてオープン。再開発に向けて17年6月に閉館したが、計画が一時中断となり、18年12月、ユイマーケットが「琉球王国市場」の運営を開始した。