沖縄県宜野湾市役所の職員有志8人が、市内の菓子店やパン屋などを紹介する「スイーツマップ」作りに取り組んでいる。お昼の休憩時間や土日に店を訪ね、掲載させてもらえないかお願いする「飛び込み営業」方式。店主が不在だったり、繁忙期で時間を取ってもらえなかったりして出直すことも多いが、18店舗まで開拓した。4月にあった第16回琉球海炎祭の会場では500部を配布、地元を盛り上げようと奮闘する。(中部報道部・平島夏実)

スイーツマップやフォトフレームを作り、「スイーツのまち」をPRする宜野湾市役所の職員有志=4月23日、同市役所

 活動は昨年1月、基地政策部長の鈴木宏治さん(45)と行政改革推進室長の宮城恵美さん(46)の呼び掛けで始まった。米軍普天間飛行場返還を見据えたまちづくりを勉強する中で「スイーツのまち宜野湾」のアイデアが出たという。

 2019年度の有志8人は8部署にまたがる。「甘い物は苦手。課内で出る食べ物の話題といえばヤギ汁」と話す男性職員まで巻き込む。

 建築課の當山綾さん(42)は「生まれ育ちが那覇なので、宜野湾に詳しくなれてうれしい」。採用されて半年という土木課の池内将貴さん(24)は「人間関係が市役所の中にも地域のお店にも広がった」と喜ぶ。

 マップは今年2月、16店舗分をまとめて市長室前に掲示した。その後も営業をかけて店舗数を増やした。さらに、100円ショップで買った発泡スチロール材などでスイーツをPRするフォトフレームを作ったところ、海炎祭の会場で外国人にも好評だったという。

 店舗の情報は、将来的にまずは市民へ届けたい考え。市教育委員会施設課の宮城おりえさん(42)は、手作りしたフォトフレームに「いいね! 100000件」の文字を入れた。「宜野湾市民が一人一回『いいね!』してくれたら、だいたいこの数字。私たちの目標です」