沖縄県保健医療部衛生薬務課は8日、あへん法で栽培が禁止されているソムニフェルム種のケシ計1049本が県内で見つかり、廃棄処分したと発表した。同課は「発見された以外にも県内で流通している可能性がある」として、県や保健所、警察、九州厚生局沖縄麻薬取締支所への情報提供を呼び掛けている。

名護市内で栽培されていた違法なケシ(県衛生薬務課薬務室提供)

 違法なケシが見つかったのは4月17日。名護市内の男性から、自宅で栽培しているポピーが「違法なケシの可能性がある」と北部保健所に通報があった。

 県が同支所と合同で流通ルートを調べたところ、種や苗が園芸用ポピーとして、名護市と今帰仁村の園芸店や愛好家を通じ、本島北部を中心に販売されたり、譲渡されたりしていた。

 ソムニフェルム種のケシは麻薬の原料となるモルヒネを含むため、あへん法で栽培が禁じられ、罰則規定もある。