「タギるぜ!」。活動の場をアメリカに移し、世界一大きなプロレス団体WWEで大活躍中の中邑真輔選手が、新日本プロレス在籍時代に残した名語録の一つだ。燃えるとも違う、キレでもない、「タギる」なのだ。自分も相手も会場も、試合を取り巻く全ての環境が最高潮に達したとき、体を震わせ、のけ反らせ、タギっていた。 

イップ・マン外伝 マスターZ

 この、超ご機嫌なアクション映画を見たときの興奮が、「タギる」に似ていた。戦いを望まぬ、主人公が、愛する者や大切なモノを奪われ、戦いを決意する。戦ってみたら、とっても強い。敵もすごく強い。カメラワークも、アクションも、役者のスキルも肉体美も最高。戦闘シーンはもはやアートシーン。美しすぎる。ゾクゾクし、胸が高鳴り、歯を食いしばり、拳を握り、ワナワナと震える。詠春拳サイコー!タギるぜ!

◇同劇場にて5月11日から公開